| MISIA 星空のライヴⅦ -15th Celebration- ★ 2013年12月13日（金） 秋田県民会館 セットリスト 12/3に亡くなられた 青山純さんへ、みんなで黙祷… セットリスト オープニング 01. DEEPNESS 02. つつみ込むように・・・（15th ver） 03. 君の太陽になろう ＭＣ 04. Everything （アコースティック ver） 05. 恋は終わらないずっと ＭＣ 06. 忘れない日々（コーラス ver） 07. 逢いたくていま 08. Back In Love Again 09. MAWARE MAWARE（feat. Doudou N’Diaye Rose） 10. HOLIDAY 11. MELODY アンコール 12. 幸せをフォーエバー 13. THE GLORY DAY ＭＣ 14. 明日へ カーテンコール バンドメンバー FUYU（ドラム）、SOKUSAI（ベース）、山口周平（ギター）、 ASA-CHANG（パーカッション）、重実徹（キーボード） コーラス： Hanah、澤田かおり、Lyn 秋田県民会館 ライヴレポート 開演に先立って、キョードー東北の方がステージに立ち 報告がありました。 「去る１２月３日にＭＩＳＩＡのバンドメンバーのドラムとして参加しておりました、 青山純さんがお亡くなりになりました。 ＭＩＳＩＡを初め、数々のアーティストのライヴやレコーディングで活躍されてきた、 日本を代表するドラマー青山純さんへ 謹んで哀悼の意を表し、 ご来場の皆様と共に黙祷を捧げたいと思います。」 会場に来ている方々の中にも、青山純さんを知らない人もいらっしゃったと思うので、 最初にキョードー東北の方が、説明と黙祷を捧げてくれたのはとても良かったと思います。 秋田公演は、青山純さんの追悼ライヴと言ってもいいくらいに、 セットリストの全ての曲が、歌詞が 青山純さん（アレックス）にリンクしてしまいました。 昔のＭＩＳＩＡライヴも思い出しながら、時折溢れる涙を堪えつつ、 アレックスを愛しいと感じたライヴでした。 私は秋田公演まで、青山純さんの訃報は知っていたものの あまりにも突然なので、本当は何かの間違いではないか？ まだまだ信じられない気持ちでいっぱいでした。 でも、ＭＩＳＩＡの「忘れない日々」の前のＭＣで 涙を流しながら、優しく丁寧に青山純さんを語るＭＩＳＩＡの言葉を聞いて やっと、私の気持ちも整理がついて、アレックスの死を受け止めることが出来ました。 悲しくて辛いけど、一番悲しんでいるＭＩＳＩＡの言葉で心が救われました。 たぶんこの場所に居た皆さんも同じ気持ちだったと思う。 （ＭＩＳＩＡやバンドメンバーも喪章をつけていました） メモしておいたＭＣの内容ですが、実際には少し違うかもしれません。 ・・・ ＭＣ ・・・ 私は1998年にデビューしまして、いろいろなライヴをやってきましたが、 15周年の節にこうして星空のライヴを出来ることは本当に良かったと、 しみじみと感じています。 ＭＩＳＩＡがデビューした90年代は、70年代からの生音のソウルミュージックと80年代からのシンセや打ち込みのデジタルなミュージックと、いいところをミックスした音楽であり、ファーストアルバムはハウスなどの凄くいいところをミックスしたものがＣＤになっている。 では、この音楽をライヴでどのようにやっていくか、 いろいろ試行錯誤があって、私が伝えるＭＩＳＩＡのライヴには大きく２つある。 バンドさんとダンサーとデジタルを中心とした、THE TOUR OF MISIA ～のツアーと、 もう一つは生演奏を中心とした星空のライヴです。 生演奏でツアーを確立させていくのはTOUR OF MISIA～よりも時間がかかった。 それは、ＭＩＳＩＡの音楽を心から理解し共感してＭＩＳＩＡと一緒に演奏してくれる ミュージシャンの存在が何よりも大切だったから。 そんなミュージシャンとの出会いがあったからこそ、 今ＭＩＳＩＡはこうして歌って、ステージに立っている。 その大切なメンバー、星空のライブⅠの2000年から一緒にライヴをやってきた、 青山純さんが10日前に亡くなりました。 凄く大きな穴が開いたようで、寂しくて悲しくて・・・ 青山さんの面影を探すように、 青山さんと一緒に行ったライブとかＣＤとかをいろいろと聴きました。 不思議なことに青山さんが居なくなったというよりも、 だんだん まだアレックスが居るという気持ちになってきた。 青山さんのリズム、音楽は耳だけではなく、私の身体中に物凄く染み込んで浸透しています。 そんな青山さんと過ごした音楽の時間は本当に愛しい時間で、 もう その時間は戻ることはないけれども、この音楽はあるから。 このステージで青山さんのことを話すのは引くかもしれないけど、 青山さんのことを触れないのは、私にとって凄く嘘になる。 やっぱり全てが私だから・・・。 そんな彼から受け取った宝物を胸に抱えて、これからもやっていきたい！ そして、そんな掛け替えのない時間を過ごさせてもらったと感謝すればするほどに、 今こうして皆さんと一緒に過ごしている時間も、 何て愛しくて、何て掛け替えのない時間なんだろうと・・・。 だから、受け取った宝物に負けないよう、今夜も宝物のような時間を作りたい。 何処かで青山さんが聞いてくれてたら「良かったね！」と言ってもらえるように・・・。 次は1999年のナンバーで、この年も思い返すといろいろとあり、 青山さんの音楽と初めて出会った年でもあります。 沢山の想いを込めて、そして全ての愛しい時間へ ・・・・・忘れない日々 『忘れない日々』コーラスver. コーラス隊もＭＩＳＩＡもＭＣの間は涙、涙でしたが、 歌に入れば、さすがプロです。 泣き崩れるのではなく、しっかりと青山さんへの想いを込めて、 ＭＩＳＩＡの伸びのある歌声とコーラスの美しいハーモニーは、 天国にも届くらいに最高に素晴らしいものでした。 歌詞も青山純さんに置き換えるとまたまた涙が止まりません・・・。 ＭＩＳＩＡが青山さんと初めてセッションしたのは確か？「忘れない日々」だったと思う。 この曲には忘れられない思い出が沢山あるのでしょうね。 この後の『逢いたくていま』もＭＩＳＩＡの力強い歌声に心が癒されました。 『MELODY』のいつものメンバー紹介の最後に、 ＭＩＳＩＡは「ドラム、アレックスこと青山純～～～！」と叫んで、 空（天国）を指差して投げキッス！ 客席からは、アレックス～～～～～！と叫ぶ大きな声と大きな拍手に胸が熱くなりました！ 私も叫びましたよ、、、 アレックス～～～～～～～～～～～！！！！！！！！ 秋田公演は、ＭＩＳＩＡの体調も心配でしたが、絶好調の時と変わらないほどにパワフルで、そして優しさと温かさのある特別なライヴでした。 コーラスやバンドメンバーもそうですね。 気持ちが一つになり、アレックスの分まで より素晴らしい音楽を私たちに届けようと、それぞれに輝く力強さを感じました。特にドラムのＦＵＹＵさんは、コピーしてきたのでしょうか？一瞬アレックスが乗り移ったようなドラムの叩き方をしていたと思います。 アレックスは、目には見えないけど、ステージには居るんだな～と感じています。 アレックスのリズム、音楽が身体に染み込んでいるＭＩＳＩＡが歌うからこそ、 私たちもアレックスを感じていられるのかもしれない。 青山純さんに心から感謝。 今まで本当にありがとうございました。 |